【WLB】その仕事は誰のためか。
普段仕事をしているとあまり感じない疑問ですが、
今やっている仕事は誰のためにやっているか
を意識して仕事をしているか?と問われてみて、胸を張ってイエスと言える人もいれば、そうでない人もいるのではないかなぁと思います。
自己反省も含めて、思うところを書いていきたいと思います。
例えば、クライアントがいる場合、その質問に対する答えは簡単でクライアントに向けてやっています。と答えればいいでしょう。
それでは、そのクライアントからの依頼を原動力に、その仕事をした先にあるものは何でしょう?
その答えが成果のため、信頼獲得のため、給料をもらうため、ということであれば、その仕事の原動力の根幹は自己実現のためにあると言えるはず。
前者の対象範囲が私(I )であるのに対して、後者の対象範囲は私たち(we)になっているからです。
それは、対象となる人との相互理解が必要であるからです。給料を稼ぎ結果として、幸せにできる。というのは必ずしも正しくない可能性があります。
それが、自分がそう思っている。ではなく、相手もそう感じている必要があります。
もし、相手との相互理解が済んでいないのであれば、幸せの価値観を押し付けていることになるかもしれません。
いわゆる素晴らしい経営者の方は、このWeの範囲が広いのだと思います。
その進む方向にある種の広い自己実現を感じさせるような、そんな経営者であれば、ついて行きたくなります。
一方で、単にweの範囲が広ければいいというわけではなく、その幸せ度数が高い必要があるかと思います。そういう意味ではWeを広げる場合は段階というものが必要であり、幸せにする範囲、数は徐々に増えて行くべきかなぁと思います。
仕事を遅くまで続けることは、会社にとってはいいかもしれないけども、家族にとっては理解が得られ難いもの。定時を超えて仕事をする場合、これは誰のためなのか、今必要なのか、定時の時間には出来なかったのか、ということをよく考えて取り組みたいものです。
断るという意味ではなく、ちゃんと考えておきたいという建設的な解決策を見出したいという観点です。