【書評】MOMO モモ
子どもに絵本を読み聞かせしている中で気になる作者に出会いました。
ミヒャエルエンデです。私は中学生くらいのころネバーエンディングストーリーが大好きだったのですが、映画を見て、無駄買いに終わった英語版の本を読みとばして過ごしていましたので、時間、お金、価値の概念を捉えるための名作と言われる「モモ」読んでみました。
読み終えてみて、それぞれの人に平等に与えられる時間という価値を無駄にしてはいないか?と感じました。
無駄という表現がまた難しいのですが、自分の価値観ややりたいことに沿って必要な時間を自分に与えることができているのか?という点が気になりました。
時間の対価として得られるものは、お金かもしれませんし、信頼かもしれません、友情や愛情かもしれませんし、仁義礼智信忠孝悌に関わることかもしれません。
価値観をどこにおいて生きているかを明確にしないと、時間ドロボーがやってきて自分の時間を奪ってしまうのだろうな、と思いました。
久しぶりに小説を読みましたが、哲学的な要素が含まれており非常に楽しく読みました。
エル